非破壊検査
非破壊検査とは、物を壊さずにその内部の傷や表面のきずあるいは劣化の状況を調べ出す検査技術のことを指します。試験の種類を大きく分類すると、以下の8つに分類されます。
- 超音波深傷試験
- 磁粉深傷試験
- 浸透深傷試験
- 放射線深傷試験
- 渦流深傷試験
- 放射線透過試験
- 音響試験
- 外観試験
建築物の場合は、特にコンクリート内部の調査は、放射線透過法・レーダ法・電磁誘導法を多く用いて調査を行います。
特徴としては、
- 一箇所に繰り返し適用できます。破壊検査では削る位置を誤ると鉄筋を見つけることができなかったり、逆に鉄筋を傷つけてしまうことがあります。
- 装置は軽量で取扱いやすく、短時間で広範囲の調査が可能です。破壊検査では一度にたくさんの調査は不可能で、作業には相当の労力と時間が必要です。
- 検査中の騒音は無く、補修が不要です。コンクリ-トを削る時には大きな騒音が発生するため、近隣住宅に迷惑をかける事があります。また、削った跡は必ず補修が必要であり、適切に行わないと補修箇所が剥がれ落ちることがあります。