建築士とは?構造設計建築士とは?
建築士とは、ご存知の通り、年1回行われる建築士試験(国家試験)に合格し、管轄行政庁から免許を受け、名称を用いて設計、施工などの業務を行う者を言います。ごく小規模なものを除き、建物の設計を行うには、建築士の資格を持つ者が必要となります。建築士の仕事は、大きく3つに分かれます。
- 意匠系(建物の配置やデザインなどを決める)
- 構造系(構造的な部分を受け持つ)
- 設備系(電気や空調、給排水衛生などの設備関係を受け持つ)
上記の内、2.構造系の建築士のエキスパートとして存在する資格が、構造設計一級建築士である。
構造設計一級建築士とは、一級建築士として5年以上構造設計の業務に従事した後、国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う講習の課程を修了した方に与えられる資格です。
一定規模以上(高さ20mを超える建築物や構造適合性判定機関の構造審査にかかるほとんど)の建築物の構造設計については、構造設計一級建築士が自ら設計を行うか若しくは構造設計一級建築士に構造関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けされています。